活動報告

調査研究

第4回目 未来を拓く新たな茨城づくり調査特別委員会 報告

今週は第4回目の未来を拓く新たな茨城づくり調査特別委員会に傍聴席から出席させていただきました。

改めてになりますが、この調査特別委員会は茨城県の次期総合計画策定に向けた調査委員会となっており、第2次茨城県総合計画(2022-2025)の現状の振り返りを通して、現状の課題や次期計画にどんな内容を盛り込むのかを議会で調査検討し知事に提言を行うことを目的としています。

文字通りとても重要な特別委員会なので、委員には選ばれておりませんが毎回傍聴席で出席をしています。

午前中は新しい安心安全をテーマに有識者2名の意見聴取を実施。

同特別委員会の委員ではありませんが、今回も委員外質問という形で質問する機会を委員のみなさんに承認いただき3問ほど実施させて頂きました。

 

①「茨城県における生活習慣病予防の現状と論点」

順天堂大学大学院医学研究科 公衆衛生学 教授 山岸良匡さん

以前は筑波大学でも教授として教鞭をとっており、茨城県のこれまでの生活習慣病についての研究を進めており、データに基づいて現状を課題点をお伝えいただきました。茨城は他県と比較して「脳血管疾患」「心筋梗塞」の死亡が多く、茨城県民の生活習慣の見直しが必要とのことでした。

他県と比較して、茨城県民は食塩摂取量が多く、緑黄色野菜摂取量が少ないというデータがあり、高血圧となり、脳卒中・心臓病・認知症などにつながっているとのことです。

予防のポイントとして、

①高血圧自体の予防→減塩

②高血圧の早期発見→健診

が重要とのことです。

みなさん、減塩!健診!です!

 

 

②「地域コミュニティが掘り起こすひとりひとりの可能性」

特定非営利活動法人ソワンアンドソワレ 理事長 中島沙都美さん

中島さんはお子さんに重度障害・医療的ケアがあり、日常生活でさまざまな困難に直面してきました。僕も同じ医療的ケア児の親として共感できることがたくさんありました。現在は、ソワンアンドソワレという団体を立ち上げ、地域コミュニティづくりを積極的に進められています。

少子高齢化で、行政区・自治会の運営が年々難しくなってきており、脱退者が増えてしまっていたり、子供会が機能していなかったりと様々な問題があります。

中島さんは行政区・自治会とは違った枠組みで地域コミュニティを運営しており、高齢者や精神疾患のある方、不登校児や発達障害があるお子さんといった、行政区・自治会に関わることが難しくなっている方々が集まり、お互いを支え合える関係性が築かれた居場所を運営いています。

多様化する社会にとって、様々な選択肢があることはとても重要です。

運営費等、難しい点はありますがそれでも着実に活動を進めている素晴らしい団体さんでした。

同じ医療的ケア児の親として、とっても尊敬します。

ぜひ活動を応援してください。

特定非営利活動法人ソワンアンドソワレ

https://sowasowa-web.jimdosite.com/

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